作品紹介
第3話 宇宙からの贈りもの
データ
ストーリー
半年前に打ち上げた火星ロケットのカプセルが、ある日地球へ送り返されて来た。カプセルは火星の地表に衝突し、こつばみじんに散ったはずなのにと、人々はガク然となった。しかも、カプセルの中には、ウズラの卵大の金色の丸い玉が二つまぎれ込んでいたのだ。学者たちは、火星人が人類の宇宙開発の成功を祝福して、贈り物をよこしたに違いないと楽観した。ところが宇宙開発局の金庫から三千万円とともに、保管されていた金色の丸い玉が盗まれてから、しばらくして大蔵島の洞窟の中に恐ろしい怪物が出たという報せが入った。淳、由利子、そして、一平の三人は、さっそくその島へとんだ。その洞窟の中にはギャングが倒れており、三千万円の札束が散らばっていた。だが、金色の丸い玉はどこにも見当たらなかった。その時、一匹の怪物が洞窟を突き破って出現した。金色の丸い玉は、なんと火星怪獣の卵だったのである。となると、もう一個の卵は一体どこへ?それは由利子の胸にペンダントに姿を変えて、ぶら下っていたのだ……。
「ウルトラQ・あらすじ集」より引用
登場怪獣
ナメゴン
ゲスト出演者
田崎潤
クレジット
監修 |
円谷英二 |
脚本 |
金城哲夫 |
撮影 |
内海正治 |
照明 |
後藤忠雄 |
美術 |
清水喜代志 |
録音 |
藤縄正一 |
音楽 |
宮内国郎 |
編集 |
小畑長蔵 |
効果 |
知久長 |
助監督 |
満田かずほ |
[特殊技術]
撮影 |
高野宏一 |
照明 |
堀江養助 |
光学撮影 |
中野稔 |
美術 |
石井清四郎 |
[出演者]
万城目淳 |
佐原健二 |
一の谷博士 |
江川宇礼雄 |
戸川一平 |
西條康彦 |
江戸川由利子 |
桜井浩子 |
関デスク |
田島義文 |
相馬記者 |
加藤春哉 |
黒メガネの男 |
佐藤功一 |
本多助手 |
岡部正 |
対策委員 |
池田生二 |
宇宙開発局・神田 |
草川直也 |
宇宙開発局・山下 |
土屋詩朗 |
宇宙開発局・古藤 |
西絛竜介 |
宇宙開発局・局員A |
門脇三郎 |
記者A |
越後憲三 |
記者B |
川又由希夫 |
宇宙開発局・坂本長官 |
田崎潤 |
特技監督 |
川上景司 |
監督 |
円谷一 |
制作 |
TBS 円谷プロダクション |
[未掲載キャスト]
宇宙開発局・局員B |
金城哲夫 |
海上保安庁所員 |
生方壮二 |
大蔵島・駐在 |
加藤茂雄 |
大蔵島・自警団A |
篠原正記 |
大蔵島・自警団B |
夏木順平 |
ナレーター |
石坂浩二 |
劇伴音楽
No. | タイム | 曲No. | シーン | 備考 |
1 |
0'00"〜0'16" |
M1T2 |
|
|
2 |
1'16"〜1'35" |
M12 |
海に落下するカプセル |
|
3 |
1'58"〜2'45" |
M2T2編集済みOK分 |
タイトルテーマ |
編集あり |
4 |
3'44"〜3'50" |
5-3 |
火星ロケットの話を聞く淳たち |
|
5 |
3'50"〜4'02" |
M111B |
由利子が書いた新聞記事の事を話す一の谷博士 |
|
6 |
5'03"〜6'10" |
M12 |
宇宙局の会議 |
|
7 |
7'50"〜8'41" |
5-5 |
金庫を破るギャング |
|
8 |
9'53"〜10'59" |
M8 |
殴りあう淳とギャング |
|
9 |
12'11"〜12'19" |
5-7 |
膨れ上がる金の玉 |
|
10 |
12'20"〜12'52" |
5-10 |
ナメゴン出現 |
0'41"から使用 |
11 |
17'00"〜17'58" |
5-10B |
淳たちの前に現れるナメゴン〜岩を突き破り外に出るナメゴン |
|
12 |
19'29"〜20'19" |
M8 |
ナメゴンを海に誘導する淳 |
1'09"から使用 編集あり |
13 |
20'20"〜20'34" |
M47(B) |
海に落下するナメゴン |
4回くり返し |
14 |
20'36"〜20'51" |
5-7 |
海に落ちて溶けるナメゴン |
2回くり返し |
15 |
23'19"〜25'23" |
5-10 |
由利子の胸で膨らむ卵〜誕生するナメゴン |
|
16 |
25'23"〜25'34" |
M40B |
エンディング |
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雑 記
テーマ曲とオープニング映像について
この「宇宙からの贈りもの」には、いくつかのオープニングが確認されている。まず、オープニング映像の長さは、東映ビデオ版、ネットワークフロンティア事業部版LD、パナソニックデジタルネットワークサーブ版DVDが、47秒。バンダイビジュル版LDと海外版(ネットワークフロンティア事業部版LDとバンダイビジュル版LDに収録)が、1分07秒。(浅井和康氏よりいただいた情報によると完成台本では、1分08秒と記載されているそうである。)テーマ曲は、東映ビデオ版、パナソニックデジタルネットワークサーブ版DVDが、エンディングの部分で音が切れており、ネットワークフロンティア事業部版LDでは、編集を施して完奏させている。バンダイビジュル版LDと海外版では、M2T2(編集済みOK分ではないもの)が、そのまま使用されている。音楽と映像のバリエーションとしては、3種類あることになる。浅井和康氏からの情報によると当時のスタッフの記録によれば、検定試写においてこの作品はやや全体の尺が長かったといわれており、本放送では尺を短くするためオープニングを47秒に短縮したネガを作成してこれを使用し、再放送では1分08秒のオリジナルネガを使用したと考えられるという。このことはキヌタ・ラボラトリーの日誌に、昭和40年10月30日に本作のリテークが行われたという記載があることによっても裏付けられると思われる。バンダイビジュル版LDに収録されているオープニングはネガから起こしたものではなく、おそらくトランスグローバルが保存している再放送用のプリントなのではないかとのことである。ちなみにオープニングの尺が短くなったことでカットされたクレジットが1カットある。そこに記載されていたのは、池田生二、草川直也、土屋詩朗、西條竜介、門脇三郎、越後憲三、川又由希夫の7名だった。
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