作品紹介
第9話 クモ男爵
データ
ストーリー
某ホテルのガーデン・パーティに招かれた客たちは霧深い岬近くの道を自動車を連ねて帰路に着く。途中、先頭の北原が車を降りて後続車を待つ間、不覚にも近くの沼に落ち込み、助けようとした一平も深みにひき込まれてしまう。そこは底なし沼だったのである。一平の叫び声に、後続車の淳と由利子、葉山と真知子が沼にかけより、ふたりは辛じて救出された。あいにく霧が深く、これ以上自動車で先へ進めないので、淳たちは失神した、ずぶ濡れの北原と一平をかかえて途方に暮れる。その時、沼の向う側に灯を発見し、淳たちは渡りに船と、沼をつないだ丸木の上を、おっかなびっくり灯のついた館に向う。だが、その洋館の中は何十年間も放置され、人の住んでる気配がないぐらい荒れていた。淳たちは困惑したが、一平たちをあたためるために暖炉を拝借する。ところが、階上の方へ淳が行ってみると、そこに巨大なくもがおり突然淳にせまって来たのである。驚いて階投を転がりおりた淳は、九十年前いたという蜘蛛男爵の館みたいだと、青白な顔でもらす。その頃、地下の酒倉にいっていた葉山は、例の巨大なくもに襲われ傷ついた。淳たちは、はじめてここがくも男爵の館であることに気づき、さっそく不気味な館から逃げ出そうとする。しかし、いつの間にか、沼に渡してあった丸木が沈んで、底無し沼を脱出できなくなっていた。しかも、大蜘蛛が淳たちの後を追って来たのだ。
「ウルトラQ・あらすじ集」より引用
登場怪獣
タランチュラ
ゲスト出演者
若林映子、鶴賀二郎、滝田裕介
クレジット
監修 |
円谷英二 |
脚本 |
金城哲夫 |
撮影 |
内海正治 |
照明 |
小林和夫 |
美術 |
清水喜代志 |
録音・現像 |
キヌタ・ラボラトリー |
音楽 |
宮内国郎 |
編集 |
氷見正久 |
効果 |
沢田一郎 |
助監督 |
満田かずほ |
[特殊技術]
撮影 |
高野宏一 |
照明 |
堀江養助 |
美術 |
井上泰幸 |
操演 |
石井清四郎 |
光学撮影 |
中野稔 |
[出演者]
万城目淳 |
佐原健二 |
今日子 |
若林映子 |
戸川一平 |
西條康彦 |
江戸川由利子 |
桜井浩子 |
竹原 |
鶴賀二郎 |
灯台台長 |
永井柳太郎 |
灯台職員・竹井 |
岩本弘司 |
葉山 |
滝田裕介 |
特技監督 |
小泉一 |
監督 |
円谷一 |
制作 |
TBS 円谷プロダクション |
劇伴音楽
No. | タイム | 曲No. | シーン | 備考 |
1 |
0'00"〜0'16" |
M1T2 |
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|
2 |
0'53"〜1'11" |
ガス人間M5 |
夜の灯台灯台守を襲う巨大クモ |
くり返し |
3 |
1'41"〜2'47" |
M2T2 |
タイトルテーマ |
|
4 |
3'23"〜3'34" |
ガス人間M7 |
野宿を決め込む6人組 |
|
5 |
4'36"〜5'21" |
ガス人間M13 |
底なし沼で溺れる一平と竹原 |
|
6 |
6'07"〜6'27" |
ガス人間M3 |
洋館に繋がる橋を渡る6人 |
|
7 |
7'48"〜7'50" |
M1T2 |
壁に掛かっているお面 |
|
8 |
9'27"〜10'39" |
M111B |
クモ男爵の話を語る淳 |
|
9 |
11'05"〜12'02" |
M113B |
薬を探す淳と薪を探す葉山 |
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10 |
12'59"〜13'03" |
5-3 |
淳の頭上の天井に張り付いているタランチュラ |
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11 |
13'06"〜13'17" |
ガス人間M5 |
タランチュラに驚き1階に下りて来る淳 |
|
12 |
15'25"〜17'07" |
オカリナT3 |
一平が吹くオカリナの現実音〜葉山に襲い掛かるタランチュラ〜いらだつ今日子 |
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13 |
17'39"〜18'40" |
5-5 |
水を探す今日子〜救い出される葉山〜竹原に迫るタランチュラ |
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14 |
19'18"〜20'31" |
ガス人間M22 |
今日子に襲い掛かるタランチュラ〜一平に糸を吐きかけるタランチュラ |
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15 |
22'07"〜23'30" |
ガス人間M8 |
逃げる6人を追って来るタランチュラ〜車にはねられる |
|
16 |
25'22"〜25'35" |
M39C |
焼け落ちる洋館〜エンディング |
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雑 記
ウルトラQ絵物語「クモ男しゃく」について
講談社「ぼくら」に昭和40年(1965年)3月号から連載されていたウルトラQ絵物語の中でヤマダ・マサミ著「ウルトラQ伝説/アスペクト刊」で掲載号不明となっている「クモ男しゃく」は、昭和40年(1965年)9月増刊号に掲載されたものである。
スタッフの手について
作品24分35秒付近のクモ男爵の館が火事で崩れ落ちるシーンで壁を崩すスタッフの手が確認できる。 2011年8月26日(金)に発売された「総天然色ウルトラQ」に収録された「クモ男爵」では、画像の修正によってスタッフの手が消されている。 さらに崩れる壁の奥(スタッフの手があった場所)に新たに炎が合成されている。
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